「一時払い」と「全期全納」は何が違うのですか？

【ご相談事例】

「一時払い」と「全期全納」は何が違うのですか？

【ご回答】

一時払いが契約時に全ての保険期間の保険料に充当されるのに対して、前納は保険料に充当せず前もって預けておき、払込期日が到来するたびにその期日分の保険料に充当していきます。

ですから、保険金の受け取りなどで契約が消滅した場合、一時払いには保険料の払戻しはありませんが、前納で払込期日が到来していない部分の保険料は払い戻されます。

前納や一時払いした保険料は所定の利率によって割り引かれますが、同じ条件の契約では一時払いの方が、全期全納より保険料は安くなります。これは一時払いでは一括で保険料を支払ってしまうので、身体に障害を負った場合などの保険料払い込み免除の可能性がないことになり、その分割安になるということです。

保険料控除については一時払いでは払込年度のみの適用になりますが、全期全納の場合は払込期間に応じて保険料控除が受けられます。

それぞれの特徴をよく理解して活用することが大切ですね。