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火災保険の長期契約、節約のポイントは?

2015年の10月以降より火災保険の内容が変更

火災保険の長期契約は最長10年に

火災保険は2015年10月、全国平均で2~4%値上げ、長期契約引受も最長36年から10年の契約に変更されました。

廃止決定の要因は2つあります。
1. 近年、大型の台風や土砂災害の自然災害が増加しており、収支が悪化している
2. 異常気象による被害が年々増加しており、将来の収支予測が難しい

保険会社の収支が悪化すれば、火災保険は値上がりする可能性が高くなります。

値上がりへの不安

今回は長期契約廃止前に覚えておきたい4つのポイントを解説します。

  • 1.住宅ローンの期間に応じて火災保険を自動継続できる「10年自動継続方式」
  • 2.火災保険は契約期間中に解約しても、残りの期間の保険料が返ってくる
  • 3.長期契約中の物価の上昇は、保険金額の見直しや別の火災保険をプラスすることで対応する
  • 4.加入している火災保険の内容が最適なものかどうか、定期的なチェックをする

住宅ローンの期間に応じて火災保険を自動継続

10年を超える住宅ローンの期間にあわせて火災保険を自動継続できるのが「10年自動継続方式」です。

更新の手続きは不要で、10年ごとに自動で火災保険が継続されます。
契約期間は融資期間が限度となります。
(継続時に保険料が値上げしていた場合は、再計算されます。)

火災保険の長期契約


火災保険は契約期間中に解約しても、残りの期間の保険料が返ってきます。

長期一括払いであっても、契約期間の途中で解約した場合には残りの期間の保険料がおおむね返ってきます。

長期の契約期間中に物件を手放したり、火災保険を乗り換えることになっても、保険料が無駄になることはありません。


火災保険の長期契約は、物価の上昇にご注意

例えば、建物の評価額1,500万円で火災保険に加入した場合。

物価の上昇に伴って資材が値上がりし、建物の再建築費用が1,800万円かかることになると、万が一の際の保険金は300万円不足することになります。

数年でそこまで物価が上昇する可能性は低くとも、10年の長期契約や、長期自動継続方式の場合は、気にしておきたいポイントです。

もしも、保険金が不足するようなインフレが起こった場合には、既契約の保険金額を見直すか、不足分の保険金額だけ別の火災保険に加入することで対応が可能です。

物価の上昇


長期契約の火災保険でも、定期的に内容のご確認を

短期契約の火災保険には、更新のタイミングで内容を見直すことができるというメリットがあります。

もしかしたら、10年後・20年後には、今よりもより良い火災保険が販売されるかもしれません。
また、リフォームや環境の変化などによって必要な補償額や補償内容が変わるかもしれません。

長期契約で保険期間の途中であっても、火災保険の見直しや掛け替えは可能です。
ただし、更新の機会がなければ、払い済みの保険証券の内容を見直すことはあまりないかもしれません。

長期契約で、特に更新などの手続きが必要のない方にも、加入している火災保険の内容が最適なものかどうか、定期的なチェックをおすすめします。


長期契約を考える前に覚えておきたいポイント

火災保険の長期契約で覚えておきたいポイントは4つです。

  • 1.住宅ローンの期間に応じて火災保険を自動継続できる「10年自動継続方式」
  • 2.火災保険は契約期間中に解約しても、残りの期間の保険料が返ってくる
  • 3.長期契約中の物価の上昇は、保険金額の見直しや別の火災保険をプラスすることで対応する
  • 4.加入している火災保険の内容が最適なものかどうか、定期的なチェックをする

火災保険の保険料は今後も上がり続ける可能性が高くなっており、長期契約は保険料を安く抑えることができる可能性があります。

保険証券を一度確認し、必要に応じて保険の見直しを行いましょう。

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